ホログラム箔の特徴などについて
ホログラム箔とは、紙幣の1万円札などにもありますが、金属光沢を持ち虹のようにも見える箔の中に、三次元的に像が浮かび上がる製品のことを指します。
ギリシャ語で全体の記録とか完全な情報というような意味であり、一般的な写真のように二次元的な像ではなくて三次元的な立体像が見えることが大きな特徴になっています。
また、実用上では非常に重要なことなのですが、これは複製したり同じものをいわばコピーして新しく作り出すようなことが、完全に不可能ではないものの極めて難しく、高額紙幣に用いられているのも偽造防止策の一環の意味があります。
普通の写真とか画像などであれば、もちろんどれだけ微細かとか特殊なインクを使っているかなどにもよりますが、コピーされるおそれは否定できません。
ホログラム箔をどのようにして作成するか、その原理はどうなっているのかは、一般の人にも分かる程度に簡単に説明することは容易ではありません。
通常の写真では普通の可視光線を使って像を記録しますが、ホログラムはレーザー光を利用することで立体画像が記録できるというのが一応の説明ではありますが、これだけでは何のことかよく分からないでしょう。
ギリシア語が言葉の由来になっているということから、昔から原理的には知られていたのかと思う人もいるかもしれませんが、レーザーを使うということからも分かるとおり、20世紀も半ばになってから新しく発明された技術になります。